CLAMPは、大川七瀬、いがらし寒月、猫井椿、もこなの4人の女性によって構成される日本の漫画家グループ。1989年に『聖伝-RG VEDA-』でデビューし、少女漫画、少年漫画、青年漫画など幅広いジャンルで作品を発表しています。
そんなCLAMP。国立新美術館で、CLAMP展が2024年7月3日(水) ~ 9月23日(月・休)に開催されます。
この展覧会では、女性4人からなる創作集団CLAMPのデビューから現在に至るまでの足跡をたどります。
CLAMPは、『カードキャプターさくら』や『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』など、国内外で高い人気を誇る作品を数多く手掛けてきました。この展覧会では、彼女たちの作品を通じて伝えられたメッセージや魅力を改めて発見することができます
この記事では、CLAMPの簡単なプロフィール、作品の解説、配信、CLAMP展の詳細やチケットなどお伝えします!
CLAMPについて
CLAMPは、大川七瀬、いがらし寒月、猫井椿、もこなの4人の女性によって構成される日本の漫画家グループです。1989年に『聖伝-RG VEDA-』でデビューし、少女漫画、少年漫画、青年漫画など幅広いジャンルで作品を発表しています。ファンタジーやロマンス、冒険を融合させた作品が多いです。CLAMPの作品は国内外で高い人気を誇り、アニメ化されたものも多く、幅広い年齢層に支持されています。
CLAMPの活動
- 漫画の執筆
- アニメのキャラクター原案
- 小説の挿絵
- グッズの販売
- 画集の出版
アニメキャラクター原案として有名なのは、コードギアス反逆のルルーシュです。
CLAMPの代表作について
CLAMPの代表作は下記の通りです。
- 東京BABYLON
- X(映画化)
- 魔法騎士レイアース(TVアニメ化・OVA化)
- カードキャプターさくら(TVアニメ化・映画化)
- XXXHOLiC(TVアニメ化・映画化)
- ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE
- こばと。
- GATE 7
- ドラッグ&ドロップ
いくつかの作品はアニメ化や映画化され、より多くの人に知られるようになりました。
特にカードキャプターさくら(CCさくら)は、連載25年とのことで長く愛されてきた作品で、テレビアニメ化もされ、CLAMPの名前を最も有名にした作品ではないのでしょうか?
東京BABYLON、X、魔法騎士レイアースが世代でした!レイアースをテレビアニメで観て、そのままCLAMP作品にハマって、東京BABYLON、Xのコミックを買うという流れ!
CLAMP作品の特徴
CLAMP作品は下記のような特徴があり、支持をされています。一般的に言われていることをまとめてみました。
- 美麗な絵柄
- 緻密なストーリー
- 独特な世界観
- メッセージ性
- 死んだ者は生き返らない
CLAMP代表作品のカンタンな解説
CLAMP代表作品のカンタンな解説をしたいと思います。
東京BABYLON
東京を舞台に、陰陽師の皇昴流、獣医師の桜塚星史郎、昴流の双子の姉の皇北都が、さまざまな超自然的な事件を解決していく物語です。
主人公の少年、皇昴流(すめらぎすばる)は、日本一とされる皇一族の13代目当主であり、陰陽師として活動しています。彼は人々からの除霊依頼を受けながら、問題を解決していきます。物語はファンタジー要素を含みつつ、人間の悩みや苦悩、社会的な側面も描かれています。
物語の中で、美少年陰陽師の昴流は、依頼者に向き合うだけでなく、ひとりの人間としても心を寄せています。物語には個性的なキャラクターが登場し、彼らの絆や葛藤が描かれています。
また、クライマックスでは衝撃的な展開が待ち受けています・・・。
この物語は、陰陽師の活躍や人々の人間模様を通じて、東京の都市風景とオカルトの要素を組み合わせて描かれています。
東京BABYLONの独特な世界観と、登場人物の異質な感じとCLAMPの絵の美しさに惹かれたものでした。
X
『X』は、CLAMPによる漫画作品であり、それを原作としたアニメ作品です。物語は東京を舞台に、人類の存続を求める「天の龍」と、人類を汚染とみなし、自然あふれる地球に戻そうとする「地の龍」の戦いを描いています。
主人公の少年、司狼神威(しろうかむい)は、世界の終末の鍵を握る存在とされている。彼は過酷な運命を背負い、地球を守る「天の龍」と地球を壊す「地の龍」のどちらかを選択し戦わなければならない。物語は、彼の苦悩や葛藤、そして選択の中で描かれている。
『X』は、東京のビル群が倒壊したり、登場人物がバラバラになって死ぬなど、グロテスクな描写も多いです。社会事情も影響され、漫画では未完のまま休載しています。
魔法騎士レイアース
1993年、東京タワーで社会科見学をしていた中学2年生の獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の3人は、不思議な少女の幻を見た後、異世界「セフィーロ」へと導かれます。この世界で「魔法騎士」となった彼女たちは、神官ザガートに捕らわれた「柱」エメロード姫を救い、怪物がはびこる危険なセフィーロを救うための旅に出ます。彼女たちは伝説の鉱物エスクードで作られた武器を手に入れ、各地の神殿に眠る魔神を呼び覚ます使命を帯びています。彼女たちの冒険と内面の葛藤が物語を彩ります。
第二章
数ヶ月後、彼女たちはセフィーロに再召喚されますが、この世界は「柱」を失い、さらに他国からの侵攻により崩壊の危機に瀕しています。3人は自分たちの運命に立ち向かい、複雑に絡み合う思惑の中で戦います。空中戦の末、新たな「柱」の候補となった光とオートザムのイーグルが決戦を繰り広げます。この章では、愛と選択、そして世界の未来を巡るドラマが展開されます。
レイアースって「なかよし」で連載されてたんですね。懐かしいなぁ。アニメだと椎名へきるの出世作ですね。
カードキャプターさくら
『カードキャプターさくら』は、東京を舞台に、少女さくらが魔法のカードを回収する冒険を描いています。
クロウカード編
物語は、小学4年生の木之本桜(さくら)が、父の書庫で不思議な本を発見することから始まる。その本から封印の獣であるケルベロス(ケロちゃん)が現れ、魔術師クロウ・リードが作った魔法のカード「クロウカード」が入っていることが判明。さくらは「カードキャプター」として、世界に解き放たれたクロウカードを回収するために奮闘する。
クリアカード編
続編では、さくらが中学生になり、新たなカード「クリアカード」が登場します。さくらはクリアカードを集める冒険に挑み、友人たちと共にさまざまな出来事に立ち向かう。
CLAMPの1番の代表作といえば、このカードキャプターさくらなのではないでしょうか?
なかよし2024年1月号で完結したそうで、25年の長い連載に幕を閉じました。最終巻のコミックは2024年4月に発売するとのことです。
xxxHOLiC
『XXXHOLiC』(ホリック)は、孤独な高校生の四月一日君尋が、人の心に寄り憑くものが見える能力を持ち、不思議な店「ミセ」の女主人壱原侑子と出会うことから物語は始まります。
あらすじ
四月一日君尋は、独自の性質を脇に置いて、平凡な日常を望んでる。しかし、侑子は彼の深い願いを察知し、やむを得ず彼をアルバイトとして採用。この新しい役割で、四月一日は様々な問題を抱える人々に出会い、普通ではない世界の渦中へと引き込まれる。その上、夢の世界へのアクセス能力を持つ彼は、異世界の存在たちとも交流し、不可解な事件に立ち向かうことになる。
実写映画化しています
また、2022年に蜷川実花監督が実写映画化。神木隆之介や柴咲コウなど豪華俳優陣が出演しています。
CLAMP展の詳細
「C」は、COLOR。
CLAMPが、世界を彩る。「L」は、LOVE。
CLAMPが描く、愛のかたち。「A」は、ADVENTURE。
CLAMPの、物語をたどって。「M」は、MAGIC。
CLAMPが、魔法をかける。「P」は、PHRASE。
CLAMP展
CLAMPが紡ぐ、言葉の数々。
会期:2024年7月3日(水) ~ 9月23日(月・休)
場所:国立新美術館 企画展示室2E(〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2)
CLAMP展チケットの値段
チケットに関しては、開幕記念特別観覧日のチケットは抽選販売で、2024年4月1日から4月14日まで申込みを受け付け、通常観覧日の早割チケットは5月1日から7月2日までの販売となります。
一般チケットは7月6日から会期終了まで販売され、価格は早割で一般1,900円、一般通常2,100円と設定されています。また、中学生以下と障害者手帳を持参した方(付添い1名を含む)は無料で入場可能です 。
さまざまな作品の原画が楽しめそう
「CLAMP展」は、大規模原画集とのことで、CLAMPのファンであればもちろん、漫画やアニメ、アートに関心がある方なら誰でも楽しめる内容となっています。
彼女たちの長年にわたる創作活動の軌跡をたどりながら、改めてその魅力に触れる絶好の機会です。
せっかく観に行くのであれば、自分が知っている作品はもちろんですが、知らない作品の予習をしておけばもっと楽しめそうですね。会期までまだ時間がありますし、予習復習を兼ねてコミックスを読んだり、配信で見たりしておくとよさそうです。
観に行こうと思っているけど、最近の作品は全く知らないから、せっかく観に行くなら、ちょっと予習はしたいなと思っています。
この夏、国立新美術館で開催されるこの壮大な展覧会に、ぜひ足を運んでみてください!わたしもいきたいと思います!